アンサング シンデレラ ~病院薬剤師の処方箋~

薬剤師

どうも、こんにちは。

日本の連ドラ史上初となる、病院薬剤師を主人公にしたドラマの最終回が放送されました。

恥ずかしながら私も救急認定薬剤師の端くれ、今回のドラマを全て視聴させていただきました。

薬剤師が主人公のドラマが、人生の中で見られると思わなかったのでとても嬉しいですね。

少しでも皆さんが薬剤師の仕事に理解していただければと思い、今回はこのドラマについてお話したいと思います。

INTRODUCTION

フジテレビ木曜劇場は、石原さとみさん主演の薬剤師ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』を放送することが決定しました。日本の連ドラ史上初となる、病院薬剤師を主人公にした新・医療ドラマがここに誕生しました。

木曜劇場ではこれまで『白い巨塔』(03~04年)、『Dr.コトー診療所』シリーズ(03,06年)、『医龍-Team Medical Dragon-』シリーズ(06,07,10,14年)、『グッド・ドクター』(18年)といった医療ドラマを数多く放送してきましたが、登場人物として描かれてきたのは医師や看護師で、薬剤師がフォーカスされることは皆無でした。薬剤師の役割は、医薬品全般における豊富な知識を生かし、医師の処方箋に基づく調剤や服薬指導、医薬品の管理・販売を行うことです。また、薬剤師は医師の出す処方箋に唯一異議を唱えることができ、患者にとっては“最後の砦(とりで)”ともいえる重要な存在です。決して脚光を浴びることはありませんが、全国30万人以上もの薬剤師たちが患者の“当たり前の毎日”を取り戻すために日々奮闘しています。『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』では、病院内にある薬剤部にて、主に患者の薬の調剤、製剤を行う“病院薬剤師”たちの知られざる舞台裏を描いていきます。病院薬剤師を主人公として描く日本の連続ドラマは初となります。“アンサング”とは「褒められない」という意味。医師のように頼られず、看護師のように親しまれなくても、“縁の下の力持ち(=アンサングヒーロー)”として患者のために奮闘する病院薬剤師たちの、まだ誰も知らないヒューマンドラマが幕を開けます!

本作の主人公、葵みどり(あおい・みどり)はキャリア8年目の薬剤師。みどりは「薬は患者の今後の生活につながるからこそ、その人自身を知る必要がある。それが、薬剤師にとって何より大切だ」という信念を持っています。1人でも多くの患者を救いたいと思っているのですが、ついつい患者に深入りして時間をかけてしまい、他の薬剤師からはもっと効率的に仕事をすべきだと叱られることも。だが、すべては患者の“当たり前の毎日”を取り戻すため-。チャームポイントのお団子ヘアを揺らしながら、患者一人一人と真摯(しんし)に向き合っていきます。

葵みどりを演じるのは石原さとみさん。木曜劇場には2014年10月期放送の『ディア・シスター』(木曜劇場初出演・初主演)以来5年半ぶり2度目の出演。フジテレビの連続ドラマとしては月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』(2015年10月期)以来4年半ぶりとなります。法医解剖医を演じ、東京ドラマアウォード2018で主演女優賞など最多6冠を達成した法医学ミステリードラマ『アンナチュラル』(18年、TBS)での名演が記憶に新しい石原さんですが、フジテレビドラマで医療従事者を演じるのは、新米ナース“あおい”の成長を描いた民放連ドラ初主演作『Ns’あおい』(06年)以来14年ぶり。今作ではお団子ヘアの病院薬剤師“葵(あおい)”として院内を駆け回ります!

原作は『月刊コミックゼノン』で連載中の『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』(荒井ママレ/医療原案:富野浩充)。2018年5月に連載を開始して以来、知られざる薬剤師の奮闘をリアルに描写したヒューマンストーリーとして、医療従事者に関わらず多方から絶賛の声があがっています。また、薬科大学生の間では薬剤師の現状を知るためのバイブルとしても活用されているといいます。実写化を望む声が広がる中、この度ついにドラマ化が実現。そして脚本を務めるのは『グランメゾン東京』(19年、TBS)の黒岩勉さん。医療ドラマの脚本を手掛けるのは本作が初となります。三つ星レストランを目指す“シェフチーム”の奮闘を描いた黒岩さんが、今作では一体どんな“薬剤師チーム”を描くのでしょうか?原作の魅力を生かしながら、築き上げられる世界観に注目です。

薬剤師とは

大学の薬学部、もしくは薬科大学で6年間の薬剤師養成課程を修了後、薬剤師国家試験に合格した者のみが薬剤師の仕事に就くことができます。全国の薬剤師数は301,323 人(厚生労働省発表:平成28年12月31日時点)。仕事内容は、調剤薬局やドラッグストアを始め、病院、クリニック、自治体、保健所、民間企業など職場によって異なりますが、薬剤師法の第1条で定められている役割は、「薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする」となっています。

認定薬剤師とは

薬剤師には認定・専門制度というものがあり、その数は30以上あります。

専門薬剤師とは、認定薬剤師をさらに極めた化け物が取得しています。

認定制度の中でメジャーなものは、日本病院薬剤師会が認定団体の『がん薬物療法認定薬剤師』、『感染制御認定薬剤師』などです。

薬剤師を志す薬学生などからも人気が高い認定です。

その他にもドラマには紹介されていませんでしたが、『妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師』、『小児薬物療法認定薬剤師』、『精神科薬物療法認定薬剤師』など各領域のスペシャリストを目指せます。

日本臨床救急医学会が認定団体の『救急認定薬剤師』は、どちらかというとマイナーでこれからの認定資格です。

しかし、スペシャリストが必ずしも薬剤師の中で優れている薬剤師というわけではなく、認定がなくても全ての領域にとてつもない知識を持つジェネラリストも世の中には沢山おられます。

一つ言えることは、薬剤師となったらそこで終了ではありません。そこから始まりで、薬剤師という仕事を辞めるまで一生勉強していく事が当然のことなのです。

感想

ドラマ内容を詳細に確認していけばつっこみどころなど満載だと思いますが、全て視聴した私の率直な感想としては、新人薬剤師時代の熱い情熱をもう一度思い出すことができ非常に楽しいドラマでした。

また、薬剤師という仕事に少しでも関心・理解を持ってくれる人が増えたのであれば、薬剤師側としては嬉しいです。

ただ救急病棟に限れば、ドラマ以上の業務を行っている病院は多々あると思います。

続編を期待します。

以上になります。

最後までお付き合いいただきまして有り難うございました。

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