公務員試験(免許資格職 薬剤師)② 過去問(専門・教養試験共通)の勉強方法(2020.11.1)

公務員試験

こんばんは。

11月になりました。今月は、なんといっても米大統領選に注目です。

Bloombergの記事では、トランプ米大統領か民主党候補のバイデン前副大統領のいずれかが圧勝することを市場は望んでおり、激戦となって結果確定まで長引く場合、米株価が最大20%急落する恐れがあるとBofAセキュリティーズのエコノミストとストラテジストが予測したとあります。

20%までは言い過ぎだと思いますが、私も10%程度は下落すると思います。

ジュニアNISAの記事でも記載しましたが、教育資金をSBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドで運用していく予定なので、絶好の買い場がくるかもしれません。

さて、今回は薬剤師の公務員試験勉強で重要になる、過去問の使い方について記事にしていきます。

これは、国試の過去問・教養試験の過去問両方の勉強方法に共通していますので、是非参考にしてください。

いきなり答えを読む

問題を自力でといていたのでは、とても時間が足りません。

しかも、あまり意味がありません。

大切なのは、今の時点で自力でとけることではなく、本番までに合格点以上の解答ができるようになることです。

具体的には、問題を読んだら、すぐに答えを読む。問題と答えを次々に読んでいき、その中で必要な事項を実戦的な形で頭に入れていきます。

答えを読んだら、その問題を解くのに必要な知識を直接問題文に書き込む。

正文には○をつけ、誤文なら間違っている箇所を訂正する。

過去問訂正例:

A 11/1の翌日は、11/2です。→○

B 11/1の翌日は、11/3です。→× 11/2

『過去問ダイレクトナビシリーズ』や『スピード解説シリーズ』は、そういう形式でまとめられているので参考にしてみてください。

落ちる受験生の典型パターン

答えを読むときに重要なのは、1問終えるごとに、その場で正答が得られるかどうかチェックすることです。

その場でとけなかったら、本番でも絶対に解けない。

問題を読む→わからない→答えをよむ→ああ、なるほど→次の問題へとういのが、落ちる受験生の典型パターンです。

必ず、問題を読む→わからない→答えをよむ→ああ、なるほど→問題を解く→次の問題へとおこなってください。

記憶に残すための効果的な勉強法は『横の反復』

人間の記憶力はそんなに優れていません。普通に過去問をやっていると、1冊加工し終えたころにはほとんどが記憶から消滅しています。

そこで以下のようなシステムをとります。

・1日目→過去問をとく(問題をよむ→答えをよむ→問題を1回解いてみる→次の問題)作業。目標の問題数を解き終わったら終了。

・2日目→1日目やったものをざっと読んでから、2日目の過去問をとく作業。目標の問題数を解き終わったら終了。

・3日目→1-2日目にやったものをざっと読んでから、3日目の過去問をとく作業。目標の問題数を解き終わったら終了。

・4日目→2-3日目にやったものをざっと読んでから、4日目の過去問をとく作業。目標の問題数を解き終わったら終了。

・5日目→3-4日目にやったものをざっと読んでから、5日目の過去問をとく作業。目標の問題数を解き終わったら終了。

つまり、一度新しい問題をやったら、最低3回連続で見直しを行うのが大切です(横の反復)。

人によっては、5回ぐらいかかる場合もあるので、自分なりのパターンをみつけてください。

見直しをせずに1冊全部やる方法は、効率がよくないと思います。

エビングハウスの忘却曲線とういうものがあります。人間の記憶は、覚えた20分後には半分に減り、2日後までなだらかな曲線で減り続け、さらに2日後から急カーブで下がりだすそうです。つまり、覚えた事項は直後に見直さなかったら、ほとんど全て頭から抜け落ちることになります。

無駄のない記憶をするには、これを十分理解した勉強方法をするべきです。

1冊やり終えたら今度は『縦の反復』

そうやって『横の反復』をしながら1冊やり終えたら、今度は一気に復習することが大切です。できれば1日で過去問1冊全部よみきる(縦の復習)。

なお、過去問演習にありがちですが、繰り返し勉強して正解の番号を覚えてしまうと、残りの4つの選択肢の検討が疎かになってしまいます。なぜ誤答なのかを常に意識しながら読んでいくようにしましょう。

最終的には、この縦の反復を直前までに何回できたかが勝負の分かれ目になります。

捨て問はためらわずに捨てる

過去問には、捨て問が存在します。解説を読んでもさっぱり理解不能な問題、かなり時間をかけないと解けない問題、二度と出題されなそうな問題などです。

あくまで合格点をとれば良いので、すべてをマスターする必要はありません。

そのためには、捨て問は躊躇無く捨てて下さい。

過去問は何年分やれば良いか?

10年分やるのがベスト。最低でも5年分。

過去問をやった後のほうが参考書も頭に入る

参考書を通読するのは、過去問を一通り潰し終わった後です。

過去問を通して得た知識が核となり、格段に理解のスピードや深さが違ってきます。

またそのときも、ゆめゆめ全部通読しないように。自分に必要な部分だけを読む。

目標にむけて必要なところだけを自分で選ぶことができるかどうかが、合否を分ける1つのポイントです。

まとめ

・いきなり答えをよむ。過去問は自力で解かない。

・正文には○をつけ、誤文なら間違っている箇所を訂正していく。過去問を自分ノートにしましょう。

・横の反復(一度新しい問題をやったら、最低3回連続で見直しを行う)が大切です。

・縦の反復(過去問1冊を何周したか)が合否を決めます。

・捨て問は躊躇無く捨てる。

・過去問を一通り潰し終わった後、自分に必要な部分の参考書を通読する。

・過去問は10年分やるのがベスト。最低でも5年分は必ずやる。

過去問の勉強方法はの説明は、以上となります。

次回は、薬剤師の公務員試験で一番のヤマ場となる教養試験の勉強方法について記事にします。

よろしくお願いします。

本日もお付き合いいただきまして、誠に有り難うございました。

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