バブルが怖くて、株を全部うりました。(2021.1.31)

投資

こんにちは。

しばらく保有する予定だった、『三菱UFJフィナンシャル・グループ』と『eMAXIS Neo 自動運転』を全売却しました。

ニュースで次の記事を見て、2月は嫌な予感がすると思い、一旦利益確定することにしました。

米ゲームストップ株の異常な値動き

日経新聞でも一部取り上げられているが、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)やフィナンシャル・タイムズでは連日のように、アメリカ株バブルに警鐘を鳴らす記事や今のアメリカ市場で起きている異常な出来事を伝える記事が何本も投稿されている。

WSJでは、「投資家は自分たちが何をしているかさえわかっていない」という辛辣なコメントも見られる。たとえば、リモートワークで需要急増中のWEB会議システム「ZOOM」に社名が似ているZOOMテクノロジーズは、ただそれだけの理由で昨年株価が6倍になった。テスラのイーロン・マスクCEOがチャットアプリ「シグナル」の利用を呼びかけると、それとはまったく関係のないシグナル・アドバンスの株価が一時60倍以上に跳ね上がった。

そんな中で、ここ数日の話題をさらっているのがゲームストップ株をめぐる異常ともいえる動きだ。ゲームストップはビデオゲーム機や関連商品を売る小売業者で、巣ごもり需要があるのかと思いきや業績不振にあえいでいる。

にもかかわらず株価は昨年末までに急騰し、少なからぬヘッジファンドが空売りのポジションを積み上げていた。こうした状況の中で、「レディット」という掲示板サイトで情報を交換し、取引アプリ「ロビンフッド」を使って株を短期売買する素人投資家、通称ロビンフッダーたちが結束してゲームストップ株のコールオプション(株を一定価格で買う権利)の買いに殺到したのである。つまり、プロの売りに対して、アマチュアが買い向かったのだ。結果はアマチュア軍団の完勝で、ゲームストップ株は昨年末からさらに18倍以上に急騰した。

ちなみに、バブル相場の中で経験や知識のない素人軍団が合理的なプロ投資家を打ち負かすことは十分に起こりうること。

しかし、こんな危険なマネーゲームはいつまでも続くはずがないし、今は浮かれているロビンフッダーたちがそのうち痛い目を見るはずだとは誰しも思うところだろう。当局が、こうした投機的な取引に警戒を募らせているとの報道もある。

一方で、こうした事象がバブルそのものであるとしても、だからといってそれがすぐに破裂することを意味するわけではない。

まず、今のバブリーな相場展開は、なるべくしてなったものといえる。コロナショック以降各国で、過去に例を見ない大胆な金融緩和と積極的な財政政策が行われてきた。コロナからの回復は現状なかなか進んでいないし、また、ワクチンの有効性や配布スケジュールにさまざまな不確定要素があるのも確かではあるが、今年を通してみれば経済がかなり回復していくこと自体は間違いのないところだろう。にもかかわらず、アメリカではさらに追加で1.9兆ドル(約200兆円)という超巨大な経済対策が提案されている。おそらく、その全額とはいかなくてもかなりの部分は実施に移されるだろう。

それ以外にも、実現性にはやや疑問は残るがバイデン政権では4年で2兆ドル、10年で総額10兆ドル規模のインフラ投資も計画されている。これだけ財政支出を全開にするにもかかわらず、超緩和状態にある金融政策は簡単には正常化できない。これでバブルにならないほうがおかしいだろう。そして、起きるべくして起きたものならば、崩壊することは簡単ではないはずだ。

次に、バブルといえばいつの時代も金余りを背景として起きるものである。1980年代後半の日本株、1990年代後半のハイテク株(ドットコム・バブル)もしかりだ。だが、現在の金余り度は、いずれの時代と比べても一層顕著なものとなっている。だとすれば、当時の熱狂を超える事態となっても不思議はないはずだ。

バブルの大敵は金利の上昇であるが、アメリカの長期金利はコロナ後のレンジ(0.5~1.0%)を上に突き抜けて一時1.18%まで上がったものの、1月27日現在で1.01%と超低金利のままであり、実際のところ大して上がってはいない。

大勢が心配している間は相場の急落が起こりにくいという経験則もある。合理的な空売り投資家や慎重意見が淘汰され、根拠なき楽観論が支配的となった後にようやくバブルは崩壊することが多いのだ。「市場は、投資家が耐えられなくなるほど長い間、不合理でいられる」という相場格言(ケインズの言葉ともされるが真偽は不明)のとおりだ。

ここで歴史上のエピソードを1つだけ紹介しよう。1720年イギリス、「バブル」の語源となった南海バブル事件のときのことだ。当時、南海会社という国策会社の株が、ファンダメンタルズからかけ離れて急騰を続けていた。

天才物理学者のアイザック・ニュートンは、この株価急騰が実体を伴わないものであることを見抜きながらも南海株に投資し、見事に利益を上げた。バブルにうまく乗ったのだ。ニュートンはそれ以上の株価上昇に賭けるのは危険と考えて南海株から手を引いたのだが、株価はその後も上昇を続け、南海株長者が次々と誕生していった。そして、さすがのニュートンも時代の流れにあらがえなくなり、再び南海株に手を出したところで株価が急落、ニュートンは結局大きな痛手を被ったのである。

バブルとは、そのようなものなのだ。このときニュートンは、「天体の運動は計算できるが、人々の狂気は計算できない」と嘆いたと伝わる。

節分天井・彼岸底

2月は、「節分天井・彼岸底」というアノマリーがあります。

「節分天井・彼岸底」とは、強い相場は節分まで続きそこからは彼岸まで下落するというアノマリーになります。

あたるかどうかわわかりませんが、2月は商いがうすいため、下落しやすいようです。

まとめ

バブルがいつはじけるかは、誰にもわかりません。

もしかすると、バルブにまだ入っていないのかもしれません。

私は素人投資家なので、バブル崩壊で、高値を掴まさせる確率はかなり高いはずです。

そのため、許容可能なリスクをとりつつ、今年は慎重に取引をしていきたいと考えています。

そして、今後生きている内にまた来るであろうバブルのための勉強・経験にしたいと思っています。

損益金額→+1034110円(税引き後)

三菱UFJフィナンシャル・グループ

+234472円(税引き後)

eMAXIS Neo 自動運転

+799638円(税引き後)

なお、教育資金のつみたてNISA+ジュニアNISAについては、売却することなく、今後も愚直に積み立てていく予定です。

以上になります。

本日もお付き合いいただきまして、誠に有り難うございます。

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