こんにちは。
しばらく保有する予定だった、『eMAXIS Neo バーチャルリアリティ』を全て売却しました。
ニュースで次の記事を見て、3月は嫌な予感がすると思い、一旦利益確定することにしました。
アメリカの10年国債利回りの急上昇
各国の株価指数が乱高下しているが、その最大の要因はアメリカ長期金利の変動だ。米国債(10年)を例にとると2月24日の利回りは1.3%台であったが、25日には1.5%台まで上昇した。しかし、その後は落ち着きを取り戻し、3月1日には1.4%台で推移している。少し長いトレンドでみると、昨年8月をボトムに反転、2月後半に入り急騰し、足元では少し落ち着くといった動きである。果たしてこの先、再び急騰する可能性はあるのだろうか。
バンク・オブ・アメリカは景気見通しの改善にともない、1カ月前から予想を引き上げ、21年末の10年債利回りで1.75%を見込む。調査会社ヤルデニ・リサーチは「21年末より前に2%に到達しそうだ。22年はさらに上がるだろう」と予想する。
ナスダックの下落
金利上昇を受け株式市場では割高感が意識されやすいハイテク銘柄を中心に売られ、ナスダック総合株価指数は4%近く下落した。金利上昇や株安は欧州などにも波及し、各国で相場変動への警戒が広がっている。
金利上昇と株価の関係
ここで、改めて、金利が上昇すると、なぜ株価が下がるのか、その理由を考えてみます。例えば、株式評価モデルの1つである配当割引モデルでは、将来支払われる配当を現在価値に割り引いたものを株価の理論値としています。そのため、金利が上昇すると、配当を割り引く割引率が上昇するため、配当など他の条件を一定とすれば、計算上、現在価値、すなわち株価の理論値は低下します。
投資行動の観点では、超低金利環境下では、債券投資からの受取利息(インカムゲイン)よりも、株式投資からの値上がり益(キャピタルゲイン)を選好する動きがよくみられます。しかしながら、長期金利の上昇で超低金利環境に変化が生じると、債券投資からの受取利息の増加を期待することができるようになるため、株式投資の値上がり益を選好する動きに変化が生じることがあります。
また、長期金利が上昇すると、ハイテクなどのグロース株が売られやすくなります。これは、グロース株は一般に、株価を1株あたり利益で割った株価収益率(PER)が高く、PERの逆数である益回りが低い傾向にあるため、長期金利の上昇局面では、相対的な益回りの低さが嫌気されるためです。実際、米長期金利の上昇ペースが加速した2月以降、グロース株と、一般にPERの低い(益回りの高い)バリュー株の動きは対照的です。
なお、足元の米長期金利の上昇は、景気回復期待を織り込んだ実質金利の上昇が牽引しており、本来、株価にとって悪いものではありません。ただ、市場は早々に流動性相場と金融相場の終わりを懸念している可能性が高いと思われます。金融当局が、ある程度の長期金利上昇と株価調整は容認することも考えられますが、金融政策の運営は引き続き慎重さが求められます。
パウエル議長の発言
パウエル議長は長期の金融緩和方針を改めて強調した一方、市場では利上げの前倒し観測も出ている。市場関係者の多くは10年債の利回りで2021年末までに1.50%程度に到達するとみてきた。景気回復に伴う緩やかな金利上昇を想定する向きが多かったが、急ピッチな上げで警戒感が高まりリスク資産を圧縮する動きが広がった。
FRBは23年まで政策金利をゼロ近辺に据え置く施策を維持するとしている。ただ今春以降にインフレが加速する可能性も受け、市場はFRBによる資産購入の縮小に向けた議論のみならず、利上げの前倒しを織り込み始めている。
ニュースから自分なりの考察
アメリカの10年国債利回り上昇してきてるよ。→利回りがいいなら、株よりも安全な国債で運用すればよくない?→そうだね。それなら資産の株の割合を減らしていこう。→さて、どの銘柄から売っていこうか?→割高になるハイテクなどのグロース株から売ろうよ。→了解。→FRBパウエル議長も金利上昇は容認してるようだよ。年末には2%、来年はそれ以上かもだって。→えー。そうなってくると金融相場おわりじゃないの?→かもね。じゃあ早めにもっと売っておこうよ。→そうだね。
とういうような流れに先週末はなっていたようです。
私も御多分に洩れず、株式の下落に耐えきれず売却しました。まして『eMAXIS Neo バーチャルリアリティ』は、ほとんどハイテク銘柄のため、下落がひどかったです。
なかなか、あの売りをホールドできるメンタルは持ち合わせていませんでした。
しかし、投資のプロ達のニュースを読むと、考え方が少し違っていたようです。
下記はネットより抜粋しました。
図2:株価サイクルの基本とコロナ禍相場(イメージ)
出所:田中泰輔リサーチ
現在の株式相場は、金融相場の第2波(後半戦)スタート時点で、コロナ相場のクライマックス入りとなるようです(図2)。
まだ、金融相場の最後の上げ相場が、今後待っているようです。
この下げ相場の3月中に、ゲロを吐きながらどのくらい仕込めるかで、4月以降にくるであろう最後のコロナ相場のクライマックスを獲れるか決まるようです。
バブルで高値掴みをしないために。医療関係者ならよくわかる、ある有名な例えを用いて自分に言い聞かせていく。
何か悪いことを受け入れるには5段階あります。
〈第1段階〉否認
高値掴みをしたことを信じられない。
先月あんなに上がったのだから、また上がると思い込んでしまう。
〈第2段階〉怒り
どうしてこんな銘柄を買ってしまったんだろう。
あの有名人が上がるっていってた。あの本に絶対上がると書いてあった。
など、他人のせいにしてしまう。
〈第3段階〉取引
神様など、目に見えない存在にお願いをする。
「どうかまた最高値更新しますように」など、奇跡を信じて目に見えない存在に願う。
〈第4段階〉抑うつ(落胆)
どうやっても利益がでないままホールドし続けるしかない。
ずっと考えてしまって仕事や家庭に影響がでる。
〈第5段階〉受容
ようやくバブルの最高値掴みをしてしまったことを受け入れ、損切りをするか、一生持ち続けるかの覚悟をするようになる。
高配当株など一生持ち続けるものなら問題ありませんが、もし今後、コロナバブルにのっていくのなら、第一段階で売却していくことが大切だと思います。
また、一生持ち続けても良いと、覚悟がある銘柄を買うことも大切。
今回の売却を振り返ると、第一段階で売却できていれば被害が少なくて済みました。
まとめ
前回もお話しましたが、
バブルがいつはじけるかは、誰にもわかりません。
私は素人投資家なので、バブル崩壊で、高値を掴まさせる確率は高いはずです。
そのため、許容可能なリスクをとりつつ、今年は慎重に取引をしていきたいと考えています。
今回の売却を通して、高値掴みをした場合でも、一生持ち続けても良い・家族に残すことになっても問題ない銘柄を購入すべきと考えるようになりました。
最後に『eMAXIS Neo バーチャルリアリティ』の結果報告です。
①eMAXIS Neo バーチャルリアリティ
+181760円(税引き後)
以上になります。
本日もお付き合いいただきまして、誠に有り難うございます。
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